【初心者向け】無料で使えるRPAツール4選!導入するメリットやデメリットも解説!

RPAツールとは、自動的に作業を行ってくれるソフトウェアです。ルーチンワークとなりがちなデータ入力や請求書の作成を、パソコンが決められた通りにこなしてくれるため、業務の効率化に役立ちます。当記事では、無料で使えるRPAツールのメリットやデメリットから無料で使えるものまでを徹底解説しますので、導入を検討している方はチェックしてみてください。

無料のRPAを導入する3つのメリット

無料のRPAを導入する3つのメリット

無料のRPAを導入する3つのメリットは以下の3つです。

  1. 無料で効果を体験できる
  2. 最小の規模で開始できる
  3. その他の開発や教育に予算を割きやすい

企業活動において、何かを導入するときには予算や人的リソースを割かなければなりません。しかし、無料RPAであればスモールな規模から導入可能です。ここでは、それぞれに分けて詳しく解説しますので、チェックしてみましょう。

1.無料で効果を体験できる

RPAツールを導入したことがない企業の場合、自社で使用する場合にどのような効果を得られるのか想像できないでしょう。そういった状況の場合、最初から予算を使用して有料RPAツールを導入することに不安感を覚えてしまうかもしれません。

しかし、無料のRPAツールを試してみると、実際に使って業務効率化の効果を体験できます。もしも、思ったとおりの効果が得られなかったとしても、経済的な損失はありません。

2.最小の規模で開始できる

サーバー型のRPAツールの場合、セットアップには長い時間を必要とします。無料のRPAツールであれば、クラウド・デスクトップ型の場合がほとんどです。そのため、短期間で使い始められるのは大きなメリットと言えるでしょう。小さい規模から開始できるため、効果測定も短時間で行えます。

また、有料RPAツールは費用もかかりますし、使いこなせるようになるまで時間がかかる場合がほとんどです。

3.その他の開発や教育に予算を割きやすい

RPAツールを無料で使い始められるため、開発や教育に予算が割きやすくなる点も見逃せません。柔軟にコストやリソースを振り分けられるため、よりスムーズに自動化を実現可能です。

有料RPAツールの価格はベンダーによって異なりますが、1台につき年間100万円以上のコストを必要とします。無料で導入すれば、その分の予算を他に振り分けられることと同じ意味があると言えるでしょう。

無料のRPAを導入する3つのデメリット

無料のRPAを導入する3つのデメリット

無料のRPAを導入する3つのデメリットは、以下の3つです。

  1. 十分なサポートを受けられない場合がある
  2. 利用条件や利用制限が設けられるケースがある
  3. 突然の利用停止が起こりうる

無料であるからこそ発生するデメリットばかりです。事前に知っておくと、不安を減らすことにつながるでしょう。こちらについても詳しく解説しますので、見ていきましょう。

1.十分なサポートを受けられない場合がある

無料RPAツールと有料版の大きな違いとして、サポートの有無が挙げられるでしょう。有料版には以下のようなサポートが充実しています。

  • ヘルプデスク
  • 作成支援
  • RPAツールの活用セミナー

わからないことがあった場合に問い合わせ先が明確なのは、導入時に心強いポイントと言えるでしょう。

しかし、無料RPAツールの場合、海外ベンダーだと日本語に対応していない・独学で操作方法を学ばなければならないことなどがデメリットです。

2.利用条件や利用制限が設けられるケースがある

無料RPAツールは、利用条件や制限が設けられていることがほとんどです。たとえば、単純作業は自動化できても、少し複雑な処理が発生すると対応できないこともあります。

また、無料期間を過ぎると有料版に移行したり、利用できる機能に制限ができたりと時間で区切られている場合もあるでしょう。

そのため、無料のRPAツールは、自社が使いたい業務内容との相性や機能性を確かめるトライアルと思って使うことをおすすめします。

3.突然の利用停止が起こりうる

RPAツールに限らず、無料のWebサービスは突然利用停止になってしまう場合があります。

RPAツールの例に限れば、「Intelligent Automation Cloud Express」は2020年4月に無料ダウンロードが停止されました。先に導入していた場合は使えますが、新たな利用は不可となっています。そのため、無料で試そうと思っていた方は利用できません。

このような突然の利用停止が起こりうることは頭に置いておきましょう。

無料で使えるRPAツール4選

無料で使えるRPAツールを4つ厳選してご紹介します。

  1. Power Automate Desktop
  2. Automation Anywhere
  3. UiPath Community Edition
  4. マクロマン

すべて無料で導入できますが、利用条件やそれぞれの特徴、ポイントを解説しますので、チェックしてから導入を検討してみましょう。

1.Power Automate Desktop

1.Power Automate Desktop

マイクロソフトが提供するRPAツールです。2021年3月からWindows10ユーザーであれば、無料で利用できます。

ブラウザやデスクトップアプリの操作をコードを書かなくても自動化できるのが特徴です。マイクロソフトのWebサイトよりダウンロード・インストールできます。

公式に提供されているe-learningが充実しており、直感的な操作で簡単に使い始められるツールです。

参考:ロボティック プロセス オートメーション (RPA) | Microsoft Power Automate

2.Automation Anywhere

2.Automation Anywhere

GoogleやWHOなど3,500社以上の顧客を抱える世界的なRPA専業ベンダーが提供するツールです。無料版は個人もしくは小規模事業者が対象となっています。1アカウントで利用できるユーザー数は最大5人ですが、無料期間の制限なく使えるのがポイントです。

日本語サポートが充実しており、強固なセキュリティやクラウド型でブラウザのバージョンアップに即座に対応できます。

参考:オートメーション・エニウェア

3.UiPath Community Edition

3.UiPath Community Edition

世界でもトップシェアを誇るUiPathが提供している無料RPAツールです。無料版は小規模事業者や個人用となっており、条件に該当しない法人の商用利用はできません。

しかし、期間制限がなく、条件に該当すればずっと無料で使用可能です。無料版でも有料版とほぼ同じ機能を使えるのが特徴となっており、あらゆる開発ソフトでさまざまな用途に対応できます。

公式に提供されているe-learningが充実している点も見逃せません。

参考:Community Edition 無償版RPA製品 | UiPath

4.マクロマン

4.マクロマン

コクー株式会社が提供している国産のRPAツールです。特に制限がなく、すべての機能を無料で使用できます。登録人数や事業規模にも縛りがありません。そのため、すぐに業務に取り入れられるのが特徴です。

マイクロソフトのOfficeと親和性が高いことや、無料セミナーがあるなどサポートも充実しています。無料でも有料ツールと同じレベルで導入してみたい企業におすすめのRPAツールです。

参考:マクロマン

サポートが必要なら有料ツールがおすすめ

サポートが必要なら有料ツールがおすすめ

無料RPAツールのメリット・デメリットから無料で使えるツールまでご紹介しました。独学で使いこなせれば、コストをかけなくてもあらゆる作業を自動化できます。しかし、上手に運用するには時間がかかります。スムーズに業務を効率化を目指すのであれば有料ツールがおすすめです。

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